「やれるもんならやってみろ!」でございます

「弊社は、インターネット運営会社、ソーシャルネットワーキングサイト(以下通知会社という)の代理人として、
 貴殿に対し次の通りご連絡(通知)いたします。」
 
詐欺メールまたまた到着、これで3度目です
 
この手のメール、Webやネットに詳しくない人が見れば、不安あおり立てられるメールになるんでしょう
100%詐欺なので、もしご心配されている方がおられましたらぜ~んぜん大丈夫、ご安心ください

ooただ前回の時に比べて、いろいろ検索してみて気づいたのです
ある興信所さんのサイトに「料金未納メールにお困りの・・・」のフレーズが・・
 
サイト自体もいろいろありますが、こちらのサイト、国民生活センターや国家公安委員会のロゴバナーでリンクつけ、見た眼もコーポレートサイトを意識した造りです
 
Webの世界は、個人のホームページも超有力企業のオフィシャルサイトも、同じWebという土俵の上で存在します
それだけに、思惑サイトや成りすまし、詐欺サイトも混在していることは事実です
 
悪意サイトへの対抗に私感じることは、少なくともWebを見る側で最低限知っておくこととして、法律・法務部分のチェックでしょう
 
物販サイトや提供サービスの申し込みをサイト内で行う場合には、昔の訪販法を拡充した特商法(特定商取引に関する法律)の記載が必要です
また「個人情報保護法について」は、5,000人以上の個人情報を保持する場合の必須です
どう見ても5,000人のお客さんいるはずない、怪しげなサイトほど「個人情報保護法について」のページがあるのも妙な感じに見えるのです

特商法も個人情報保護法も、運営組織名や、責任者・運営者等の明記が義務付けられているので、代表者名や住所連絡先表示が曖昧なものは、じっくり調べた方がよさそうです
 
純粋に迷惑メールや詐欺督促、はては今話題のデジタルタトゥーの場合など、警察や生活センター等公的機関も相談できる時代です
くれぐれもこの手のおバカなたくらみには乗せられないようにいたしましょう!

あそうそう、
私がこの手の詐欺メール頂くことになった発端は、ある時計のネット販売サイト
 
申込手順でメールアドレスの入力後、次へのボタンで出てきた支払方法選択画面で「あれあれ、これ詐欺サイトだっ!」と気づいたのです
実質お金の被害は無かったのですが、「次へ!」のボタンが実はメールアドレス送信ボタンの偽装だったようで、メールアドレスはしっかり取られたしまったようでございます

「弊社は、インターネット運営会社、ソーシャルネットワーキングサイト(以下通知会社という)の代理人として、
 貴殿に対し次の通りご連絡(通知)いたします。」さんからのメール文
———————————————– 
弊社は、インターネット運営会社、ソーシャルネットワーキングサイト(以下通知会社という)の代理人として、貴殿に対し次の通りご連絡(通知)いたします。
さて、通知会社は貴殿に対しインターネットサイト利用料金(サイト登録料・特典付きメールマガジン等)の債権を有しておりますが、貴殿におかれましては本債権の弁済がなされてない状態になっております。
また本件インターネットサイト登録の解約又は特典付きメールマガジン等の解約手続きもなされておりません。
よって、インターネットサイト利用料金が常時発生している状態です。

上記の理由により弊社は通知会社の依頼により、貴殿の個人情報調査等(身辺調査含む)の依頼を受け【翌営業日】までにご連絡頂けない場合には調査事務代行等を開始致します。

期日までにご連絡も本債権の弁済もなされない場合には、やむを得ず個人情報調査等を開始し、その後、法的措置(起訴提起、刑事告訴等含む)及び信用情報機関への照会・登録等しかるべき対応をさせて頂きますのでご承知おきください。
※ご連絡なく各手続きが開始された場合には、本債権の遅延損害金及び訴訟費用並びに調査費用等もご請求させて頂きます。

※メールでのご返答は受け付けておりませんので携帯電話からお電話ください。尚、本メールを持ちまして最終通告とさせて頂きます。
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だそうです

親子二代で情報漏えい対象者

2014年10月14日 いつも通りぼ~っとネットニュースを眺めていたら
「ベネッセ情報流出、元SEが起訴内容一部否認」の記事タイトルが目につきました

本人いわく
「やったことは事実ですが、情報は営業秘密ではないと思っている」と起訴内容を一部否認との内容です

事実は認めたものの、個人理解は「さほど重要なものではない」と判断していたと、量刑比重の部分へのアピールでしょうと私記事を眺めておりました

ご帰宅してのテーブルの上にオレンジ色のいかにも重要そうなお手紙です
「見せるの忘れてた、コンビニ券で登録しといて!」

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へっ! 私も情報漏えいの対象者?

そんなはずはないでしょう
既に子供は二人とも巣立っております

それも、子供の家のガキンチョが、こどもちゃれんじしまじろうのDVDを見ている時代です

うちらの子供が、「私の名前で申し込んだのだろう」に
奥さんの返事は、「娘には、娘の名前で同じものが来ています!」

あっそ!
親子二代で情報漏えい対象者
ガキンチョ含むと3世代での情報となるわけね
 
漏れた情報は、おわび状によりますと
・名前・性別・生年月日
・保護者名に子供の名前
・郵便番号、住所、電話番号とFAX
・出産予定日
・メールアドレス
の項目だそうです

朝、会社でこの話したところ、スタッフさんの友達、すでに子供は30歳を超えてます
それでも同じお詫びメールが来たそうです

これだけ古い個人情報でも、全てが情報漏えいという言葉の枠の中での議論です

つくづく情報というものの難しさ、感じた本日の私でございます