サウンドハウスさんの、「楽天支店中止のお知らせ」

ネットニュースの記事タイトルで気になりました
 
タイトルは、「サウンドハウス楽天支店中止のお知らせ」
ご案内書面の中で
「・・・サウンドハウスはこれまで3年間、楽天市場に商品を掲載しておりました。ところがこの度、楽天は一方的に弊社の決済口座としては楽天銀行の口座に一本化するということを決め、お客様に告知しました。出店店舗の銀行口座を勝手に開設し、決済用口座としてはその口座しか認めないということは、これまでの日本の商習慣ではありえないことです。 この事態に対して、楽天には詳細説明、及び即時撤回を申し入れましたが、納得できる説明もなく、口座の取り消しも実行しないことが判明したため、弊社ではやむを得ず、楽天との取引を中止することと致しました。・・・」
*サウンドハウスさま一部転載
 
いろんな記事で見たところ楽天さんは、2014年11月13日から新たに楽天銀行内に出店店舗専用の支店「楽天市場支店」を開設。
楽天さんに出店されたShopさんには個別の口座番号を与えて、振込先を楽天銀行に順次一本化されているようです
これに対してサウンドハウスさん、「それなら出店やめますわ!」の流れになったご様子がうかがえました
 
このお話を読んで思い出したのですが
もともとネットショップの市場への拡大浸透には、大きく分けて次の3つの要素が重要ポイントと私は思います
 
1.広報・広告・購入ロジック
電話営業する訳でもなく、TV等のメディアにも頼らず、不特定多数のお客様へ商品をアピールしたり購入の注文するための統合システム

2.決済・支払ロジック
お客様の購入意欲をそがないための便利で安心でき多くの選択枝のある決済・支払システム

3.配送・流通ロジック
発送側と受け取るお客様の、ニーズに合わせた流通システム
  
a0790_001102今回の、楽天さんの問題点はこの「1.広報・広告・購入ロジック」と「2.決済・支払ロジック」の二つの部分にまたがるだけにいろんなところで話題となったと思います
 
ネットショップに連携するいろんな業者さまの究極の目的は、
「お客様が自由で安心してお好きな時にお気軽にご利用頂くこと」そのために様々なロジックを、開発提供し続けてきました
ネットショップに関わるところ、システム会社は勿論の事、金融・運輸関連、ラッピングやロジステックスの会社まで、関係する全ての会社様が、売り手と買い手のそれぞれのお客様に対して努力を続けてきたのです
 
今回のように仮に、「銀行振込の場合は楽天銀行に限ります!」としてしまいますと、一番大切な買い手側のお客様からも、いらない摩擦や疑義を生むことになってしまいます
つまるところお客様のご希望に合わせて自由に選んでいただくからこそ、様々な問題をクリアーしてきたのだと思います
 
「楽天ショップは最大の・・・」の売りが魅力で参加された販社さまも「決済口座も楽天限定!」は、
楽天さんの今回の変更目的のご説明では
「お客様により安心してお買い物していただくため」とのこと
 
この部分、他の金融機関さんもいろいろ思うところもあるでしょう
 
なんだか残念なネタに私、感じたのですけど・・・・